こんな事考えながら

親の死ってのは、人に平等にやってくる行事で
親より先に死んでしまう事が無い限り
必ず誰しも通る道でやんす。
うちの母ちゃんは全然元気なんだけど
ガンだろうが健康だろうが
いつか必ずやってくる。
うちは子どもの頃から効率主義な一家でね。
こないだも、姉ちゃんと母ちゃんと子ども大量と
出かけたんだけど、動物園行ったんだわ。
んで途中、仕事で陸運局寄って
その後、弁当屋さんに寄ってったの。
弁当頼んで、陸運局で渡し忘れた書類があったから
姉ちゃん一人残して、陸運局に戻った。
で、弁当屋に戻る途中、うちの家族なら
目的地への進行方向と反対車線にある弁当屋なら
こっちの車線に渡って待ってるよ、絶対。
って話しながら弁当屋に到着。の50メートル手前
こっち車線のバス停で待ってました。一緒に買ったポテトつまみながら。
おぉ分かってるねぇ。って思ってしまった。
これも一重に母ちゃんの教育のおかげ。
かなりオチャメな10代を過ごして迷惑をかけてきたので
今は懸命に親孝行を考えるんだけど、どんなに頑張っても
親は親。孝行してるどころか、今も色々教えられますな。
で、死に直面した時にそれをどう受け入れるかって
大事な事なんだよね。人類みんな必ず死ぬわけで。
自分自身が死に直面した時に、どういう態度で
周りにどう接するか。
って事は今俺が母ちゃんからまさしく教えてもらってるわけだ。
こっちは親孝行してるつもりなのに、
親は超えられませんな。
まぁ、それが親ってもんでしょうな。
どれだけ頑張っても、生まれた時のまま
立場は全く変わらず。
親を目指して頑張ってたら
いつのまにか自分が親。
人生っておもしろいもんだ。
そんな事を考えながら日曜の午後
一人でしっぽり働いてみた。